IFRS のれん減損 変わるかも

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経営財務3374号より

現在、IFRSではのれんは償却せず、毎期減損テストを行うというやり方を取っていますがこれを変更するかもしれないという記事です。

特に毎回回収可能額を算定しなければならないことが負担になっていたことが背景にありました。
(減損の兆候あるなしに関わらず)

回収可能額ですから、将来CFと割引率の設定が必要になります。見込み計算を毎回やっていくのは大変です。ビジネスとして安定していれば、まだ前年踏襲でもいけそうですが、先が読めないものであると、見込みのたて方はリスクがあるかもしれないですね。

せめて、日本基準のような兆候判定を入れよう、という話は出ています。
また抱き合わせで、のれん償却についても話し合いを行うそうです。


のれん償却していくと徐々に(文字通り)減価していきますので、将来の見積もりについてあまり監査人とワーワー議論する場面は徐々に減っていきます。一方で、直接減額していきますので、償却後は跡形もなくなってしまいます。

買収ではプレミアムを乗せて買う場面が通常かと思いますが、のれん非償却であれば、要はのれん残が多く残っている企業ほど、たくさんのプレミアムを支払っていることになります。また、それが減損されないということは、買収により将来の業績が上昇していく可能性が高いことを示しています。(ただ見積もり要素が多大に膨らんでくるので監査人としては大変)
また、見積もりの検討を会社も行う機会が増える分、見積もりの精度も上がることが期待されます。

イケイケの会社を算定する意味では、非償却の方が投資家へのメッセージ性は強い気がします。

会計・監査
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